top
簡易書評(読んだり読まなかったりした本)
代数学
-
『層とホモロジー代数』志甫淳
アーベル圏の言葉で書かれているホモロジー代数の本。
Mitchellの埋め込み定理の証明も載ってます。スペクトル系列はこれで勉強しました。
-
『圏論の技法』中岡宏行
局所化・三角圏辺りをつまみ食いした後は辞書替わり。
アーベル圏・完全圏・三角圏・導来圏についてはとりあえずこれを読めばよさそう。
加法圏構造を持つことが"圏論的な性質である"(i.e. 加法圏と圏同値である圏は加法圏である)ことの証明も載ってます。
このことは、『ホモロジー代数』河田敬義のアーベル圏の定義を見れば(アーベル圏に対しては)明らかですが、現代的な定義からは忘れられがちな事実です。
-
『可換代数入門』Atiyah, M. F. /Macdonald L. G.[著], 新妻弘[訳]
3章くらいまで。
いわゆるアティマク。大事なことは全て演習問題。